年末調整とは?
良く耳にする年末調整ですが会社で働く一般社員の場合、何となく聞き流してしまいがちですが、具体的に年末調整とはどの様な事を行なっているのかご存知でしょうか。
先ず、日本の法律では一定の収入を得た以上は税金を納める義務が発生します。
個人事業主の場合は確定申告がこれに当たりますが、雇用される側の会社員などは雇用主である会社が1年間の給与総額から正式な税金を差し引いた額と、予め毎月差し引かれている税金金額を照らし合わせます。
万が一会社が予め多めに天引きされている場合には還付金として返却され、万が一少なめに差し引かれていた場合には不足分を支払ってもらう事になります。
この一連の流れを持って会社員の場合、1年間の正しい納税が完了した事となります。
記帳代行で依頼する年末調整とは何をしてもらえるの?
年末はどんな仕事をしている場合でも慌しい事が多く、何かと時間が足りない、人手が足りないと忙しいところが多いのではないでしょうか。
ここに多くの企業では更なる賞与に関する計算や年末調整といった業務が加わり経理はまさに猫の手も借りたい思いをしておられるます。
慌しい中流れ作業的に行なう作業にはどうしてもミスが生じやすく販売店を抱えている場合には年末商戦などで更に忙しさが増しています。
そこで少しでも経費を抑えながらこれらの業務を行いたいという方に最適なのが年末調整代行です。
これは従業員に配布した申告書と控除証明書などを元に源泉徴収表作成や年末調整の過不足調査、年間支払い税額の計算などがあります。
年末調整を依頼する為に必要になる物とは
記帳代行業者へ年末調整業務を依頼する場合に必要な提出物として給与台帳や予め社員から回収した年末調整申告書、生命保険などの支払いで受ける事が出来る控除証明書、扶養控除といった物が必要となります。
費用はどうなっているの?
年末調整業務代行の場合の料金は給与支払い者数によって異なっている業者が殆どです。
具体的な例としては従業員数10人の場合、10人分の年末調整を請け負う基本料金+1人分の代行料単価×人数の総合計料金となります。
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この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。