記帳代行の仕訳数とは?
各請負業者の案内や料金等を目にした事がある方も多くおられると思いますが、その中で仕訳数という物が出てきますが、これは一体どの様な物であるか皆さんはご存知でしょうか。
多くの記帳代行業者では請け負う業務の料金体系を『仕訳数』によって定めています。
この仕分け数とは領収書や伝票の枚数、入出金数、といった企業内のお金の動きの数の事を指しており、業者によってこれらの伝票の数は大きく異なって居ります。
実際に仕訳数によってどう料金が異なっているのか?
例えば仕訳数100未満の事業者から依頼された業務と、1000以上の事業者から依頼された場合を比較すると請負業務量は明らかに100未満の業者の方が少ない為、一律料金で請け負うのではなく、仕訳数に応じて料金が変わるという料金体系にしているのです。
こうする事によって事業者間の不公平感も解消されているのです。
記帳代行業者の料金体系に多いパターンとしては月額料金を設定し、仕訳数の上限を定め、この上限を超えた時点で課金するシステムの業者と、100仕訳、200仕訳といった様に一定仕訳数毎に料金が定められているパターンの2通りが多くなっています。
なぜこの様に仕訳数によって料金が異なっているのか?
経理事務等をされている方や会社の経理伝票等を扱う業務を行っている方であれば痛感している事だと思いますが、実は会社のお金が動くとそれに伴い領収書や請求書といった伝票を手にします。
しかしここが大きなポイントで、こういった伝票はすぐさま手にできるとは限らず、会社間でのやり取りの場合では月末締めの翌月○日支払いといった様に、1月1日にお金を動かした場合、相手方の会社の経理上1月31日締めで支払いが翌月末といった最長2ヶ月程度は経理上のやり取りを行う事ができません。
他にも長期出張社員へ前払いの後、帰社後精算というケースもあり、経理の手元に伝票が届くのは実にまちまちとなって居ます。
記帳代行ではこういった日付等がバラバラになっている物をひも解き、整理してから行われる為、仕訳数が膨大になる程に課金するシステムが多いのです。
関連記事
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。